代表の前田です。
流動解析・粉体解析(CAE)は、実際に製品を成形する時の挙動を解析ソフトを用いてシミュレーションするものです。
この解析により、充填密度やエアを巻き込みやすい箇所などの問題点を型をつくる前に把握することで、それらを考慮した上で型をつくることが可能となります。
解析の手順は下記の通りです。
1.製品形状を3次元データで製作
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2.条件に併せて湯道等を設計
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3.解析ソフトに3次元データを入力
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4.解析ソフトにて条件を設定
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5.演算
流動解析
こちらは会社案内の表紙にもなっているガラスの靴をイメージしたハイヒールです。
実際は1個取りの型に透明の樹脂を流して作っていますが、12個取りの型をつくった場合でシミュレーションしてみました。
流動解析の動画
粉体解析
粉体解析では、粉状の原料をプレスして成形する方法を想定しています。
例えば乾式タイルの成形では、原料となる細かい粉を何百トンという圧力をかけてプレス機で押し固めますが、微妙な高低差の偏りによって圧力バランスが変わって形状に支障をきたすことがあります。
見た目では分かりにくいことでも、シミュレーションすることで、問題点が明確になります。
粉体解析の動画